男は「ナチュラルメイクが良いよね」なんて、勝手なことを言う。
僕は別にどちらでもいいと思うが(自己保身)、"元の素材を活かし、際立たせる手法"という意味では、まぁ一理ないことも無いのかもしれない。
薄化粧を是とするのは、顔だけでなく雪もそうだろう。これは男女問わず賛成をいただけるはずだ。
北国おばさんの雪の厚化粧ほどしんどいものはない。メイク落とし(=雪かき)をさせられる方の身にもなって欲しい。
◇
こんなハイパーどうでもいい導入から何を言いたいかというと、雪化粧をした京都は美しいのである(唐突)
ここ数日の寒波の影響でどうやら本州も大雪に見舞われているらしく、多分に漏れず京都にも雪が降っているらしい。
どこを調べなくてもわかる。きっと今頃
「雪だ!京都だ!金閣寺だ!」
と、みんな浮かれているに違いない。気持ちはわかる。けど…
軽い気持ちで金閣寺行くと、参道で心折れます pic.twitter.com/qdl2eWN0Sm
— 聡美 (@satomi_3103a) 2017年1月15日
キツいでしょうこれは…
それだったら、自分だけの"雪化粧をした京都"を探しに行きませんか?というご提案。
京都に住んでいた3年前、雪が降ったときに訪れた南禅寺を紹介する。
今回の雪が溶ける前に、もしくは次に降ったときにぜひ行ってみて欲しい。
冬の南禅寺お散歩
四条河原町から徒歩で南禅寺を目指す
雪を纏った先斗町からお散歩スタート
夜になれば、また幻想的な雰囲気になるのだろう。
八坂神社を通り抜ける
平安神宮を通過
"雪の白"と"赤"のコントラストが良い。
もうすぐ南禅寺
結構歩いたなぁ。
雪の南禅寺、その美しさはまるで「水墨画」
南禅寺入口前で、ヤサカタクシーの四つ葉のクローバーに遭遇
三つ葉がトレードマークのヤサカタクシーは京都市内に約1400台走っているが、その中で4台だけ存在しているのが「四つ葉のクローバー」である。
サービス一一覧 | 《京都市内・向日市・長岡京市》ヤサカタクシー
幸先の良いスタートだ。いいことあるかも。
雪に彩られ、より一層存在感を増す「三門」
昼過ぎ1時間ほどの滞在中、見かけたのは10~20人ほど。
みんなカメラを片手に熱心に写真を撮っていた。知ってる人は知っている。
白と黒の世界、これぞ水墨画
お気に入りの一枚。
洗練された美しさに、余計な色は要らない。
レンガ造りの「水路閣」も雪に映える
白く染まった庭を、建物の中から
昔の人もこの景色を見たのだろうか。そのとき何を思ったのだろうか。
積雪まで計算されたかのように造られた美しい庭園
渡り廊下にも風情
ここ歩くのはさすがに寒そう。
雪の中で燃ゆる火
木の枝に降り積もり舞い落ちる雪は、まるで満開の桜と風に散る花びらのよう
そのまま京都市営地下鉄「蹴上駅」へ向かう
「蹴上インクライン」も…
トンネルを抜けると……ってやつ
雪国。蹴上駅近くにて。
◇
皆さんが素敵な雪景色に出会うことができますように。