26歳中間管理職の日記

26歳、中間管理職。上にも下にも、自分にも気を遣って頑張ってます。いろいろ書く雑記です。

目指すべきゴールを「感動をありがとう日本!」に設定しているうちは何やってもダメ

「負けちゃったけど、感動をありがとう日本!」

 

今回のサッカー日本代表関連のゴタゴタを経てこの言葉を見ると、最終的にこの結論に収束してしまったロシアワールドカップも、メディアや関係企業各位の思惑通り「大成功」だったんだなぁ~という思いが湧いてきて、なんだか悔しい気持ちになる。

 

(スポンサーとか関係あるのかないのか知らんけど、)特定の選手を取り上げて、ワールドカップに至るまでのプロセスでストーリーを勝手に描く。

それが監督の一存により危機にさらされたと見るや、本番直前に監督を解任←というストーリーを追加。一般の人にはそのヤバさがわからないようにハリルホジッチ監督を悪者に仕立て上げて、なるべくマイルドに。

そんな厳しい状況で本番に臨む「急造ニッポン」「おじさんJAPAN」は、これまでの日本サッカーを支えてきたベテランたちが大黒柱となり、見事強豪国が揃うグループリーグを突破して、ベスト16に駒を進めた。

 

しかし、敵は内にあり!?グループリーグ第3戦のスタメンが事前にスポーツ新聞各社に漏れたことを、誰もが知る日本の英雄・本田圭佑と長友佑都が「勘弁してくれ」と懇願。決勝トーナメントでは一転、予想スタメンすら出さないという手のひら返しっぷりで日本全体が"団結"、「世界の壁」へ挑む。

そして負けはしたものの、優勝候補筆頭のベルギー相手を最後まで苦しめ、今大会に大きな爪痕を残したのであった………完。

 

うーむ、なんてわかりやすいストーリーだろう。

昼間のワイドショーをちょこっと見るだけで、普段サッカーなんて見ないおばちゃんにもよくわかる筋書きだ。

 

でも、それじゃダメでしょ。日本サッカー

このままだと、また代表戦だけサッカーを見る渋谷の若者が、この国のサポーターの「象徴」のように報道され、4年に1度のワールドカップが感動供給用コンテンツとして消費されて終わってしまう。

 

 

この間の長友選手の一連のツイートを見ればわかるように、選手たちは本気で日本サッカーの可能性を信じ、1つでも上へ、という気持ちで戦っている。

それをサポートするはずの協会やスポンサー企業が、「熱くなれて感動できれば何でも良い」日本の大多数を占める"お客さん"の方を向いて、選手たちのチャレンジに水を指すようなことがあってはならない。

 

だからまず、僕らサッカーファンは「ちゃんとサッカーを見られる人」を次のワールドカップまでに一人でも多く育てるべきである、と考える。

 

 

今朝の敗戦で、「自分の応援しているチームが、後半に2-0から逆転負けを食らう」という"事実"に当事者として初めて向き合った人が多くいるだろう。

 

これは"事実"なので、「2-0だった試合が2-3になった」という以外に何の意味もない。

ここに、僕らがどう意味付けをするか。

「悔しい、次この壁を超えるためには…」と思うか、それとも「感動した!ありがとう!」で考えるのをやめてしまうか……。

 

僕の考えだが、後者の数が減って、前者の数が増えれば増えるほど、今回のようなお家騒動が起こる確率は減ると思うし、日本のサッカーに対してより多く、適切な形でリソースが注がれるようになると思う。

 

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そのために、まず身近なJリーグで「サッカー」を見る人を増やそう。

メディアから発信される「サッカー」がこんな感じの現状だから、それが出来るのは僕たちJリーグファンだけだ。

こんなチャンスはない。頑張ろう。

 

 

最後になりますが、ロシアの現地まで行って日本代表選手たちをサポートしてくださった、サポーターの皆さまありがとうございました。

お疲れ様でした。気をつけて帰国してください。