最終更新:2018年9月18日
北海道は、新千歳空港から出発して新千歳空港に帰ってこなければならず、新千歳からの便は行き先や時間、本数に限りがあります。
さらに痛いのが、国内線JGC修行の王道ルートである沖縄・那覇空港への直行便が無いこと。最長区間でも、1日2往復の福岡空港行きです。(ちなみに、羽田-那覇は1日12往復)
選択肢が限られ、1日に乗れる本数に大きな制約がある以上、1本あたりでより多くのフライ・オン・ポイント(FOP)を稼ぎたいところですが、ファーストクラスのある就航路線は新千歳-羽田のみ。
しかも、運賃が高いからコスパもあまり良くない…
正直、道民の修行は険しい道のりです…。
でも、JGCに入会したい!!
その一心でFOP効率が良く、なおかつコスパの良い修行のあり方を考えてみました。
新千歳空港発主要空港行きFOP一覧
まずはこちらの表をご覧ください。
「修行に使えるくらいしっかりと便数が飛んでいる」ということを考慮したときに、使える空港は羽田・大阪(伊丹、関空)・福岡くらいだと思います。
(今回は羽田からの乗り換え候補として、羽田-福岡、那覇を入れました)
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「どれだけコスパ良くFOPを貯めることが出来ているか」の判断基準としてしばしば用いられる指標に、「FOP単価(運賃/FOP)」というのがあります。
歴戦の修行僧たちのブログを拝見すると、どうやら【FOP単価:10円】というのが、1つの効率が良いか悪いかの目安になるようです。
つまり、1000FOP貯まる区間を10,000円以下の運賃で搭乗できれば、FOP単価10が達成されます。
意外と高い羽田行き。意外な狙い目は…?
一番便数の多い羽田空港
ここで先ほどの表を再度見たとき、道民に一番馴染み深く、「ドル箱路線」とも言われる新千歳-羽田間は、「先得運賃」+「クラスJ」でも868FOP。
便数が多い割に、先得系でも最安値が1万4~5千円台ばっかりと、案外安くないこの路線。
FOP単価は10円台後半~20円台になることも珍しくないので、修行にはあまり向きません。
最長飛行距離、福岡空港
新千歳からの飛行距離は圧倒的に長い福岡空港行き。
「先得運賃」+「普通席」でも1324FOPをゲットできます。
この路線、75日前まで予約のウルトラ先得では、土日でも片道10,700円で設定されている日があるので、FOP単価は8.08円。かなり優秀です。
ただ、飛行距離が長いこともあり、先得系の割引が終わると、特便では+400FOPボーナスでもカバーできないくらい一気に運賃が高くなります。
コスパ良く福岡便を使うなら、早めの予約が必要です。
一番の狙い目!関西空港
結論!道民のJGC修行は、この路線を上手く活用した人が勝者になります!
「先得運賃」+「クラスJ」で1132FOPなのですが、関西空港行きで狙いたいのは、搭乗21日前までに予約が必要な「特便割引21」です。
JAL様の公式アプリで、日ごとの最安値運賃が確認できる「先得カレンダー」で覗いてみると…(8月10日19時10分に確認)
9月4~6日は、「21日前までの運賃が予約できますよ」状態、つまり「特便割引21が選択できる」状態で、最安値が9,900円。
詳細を見てみましょう。
なんと、クラスJが10,900円!
何でこんなに安いんでしょうね。伊丹はもっと高いのに……あっ(察し)
この区間のFOPは通常1,132ですが、ここに特便のボーナス400が加算されるので、合計1,532FOPのゲット。
FOP単価は、脅威の7.11。新千歳発着便では間違いなく最強で、国内で見てもトップクラスに入る安さだと思います。
※特便割引の運賃は日によって違います。
JGC入会に必要なFOPは50,000。
この路線だと片道1,532FOP獲得できるので、5万FOP達成までに29.3回搭乗。
もちろんこれより高い日もあるので単純計算は出来ませんが、運賃を選んで乗ればざっと40万円あればJGC達成は出来るでしょう。
航空券購入は絶対JALカードで!
10,000マイル→15,000eJALポイント(15,000円分の割引)の変換も何度か出来るくらいマイルが貯まるので、実質負担額はもっと抑えられます。
20代はこのカード以外あり得ない↓
まとめ
北海道民にはなかなかハードルの高いJGC修行。
しかし、以下の原則に沿って便を選べば、実はそこまで難しくはありません!
- 基本は特便21+クラスJの関西空港
- ウルトラ先得が取れるなら福岡空港(クラスJが取れればなお良し)
(2018年1月3日追記)
僕は新千歳-関空を合計で7往復くらいして、無事にJGCの入会基準である50,000FOPを達成することが出来ました!
2018年に修行を検討されている皆さんにとっても、新千歳-関空路線が良いパートナーになるよう、お祈りしています!