僕はこれまで、全国で恐らく20以上のカプセルホテルに宿泊してきた。
多いかどうかは分からないが、まぁ少なくはないだろう。
(そんな僕が、日本一だと思うカプセルホテル↓)
すごく快適な良いところも、「ここはちょっと失敗だったなぁ」と思うところも色々と経験してきたわけだが、だいたいどこのカプセルホテルも客層の比率は以下の感じだった。
- 飲み帰りのサラリーマン:5~6割
- 日本人旅行者:3~4.5割
- 外国人旅行者:0.5~1割
メインターゲットがこうであるから、ハード・ソフトともそこに目掛けた作りになるし、僕自身それが自然なことだと思っていた。
とある大阪のカプセルホテルで感じた"異変"
ところが、である。
先週JGC修行で関西を訪れた際に宿泊した大阪は心斎橋のカプセルホテルで、これまでにない経験をした。
カプセルホテルに到着すると、出迎えてくれたのは片言の日本語を話す中国人スタッフ。
壁の張り紙は多国語対応。
その先のロビーを見ると、外国人観光客が数名。
挙句の果てに、親子連れ中国人旅行者の小学生くらいの子供までいるではないか……。
別に子供がダメだと言っているわけではない。
ただ、おじさん(僕含む)の聖地であるカプセルホテルで子供を見たのが初めてだったので、驚いてしまったのだ。
要するに、このカプセルホテルは外国人をメインターゲットにガッツリ据えてきているのである。
「安い宿」として思いっきり外国人向けに打ち出し、集客のボリューム層として期待する。そして、そのための準備をする。
これはカプセルホテルの目指す新しい道だと思う。
ビジネスの戦略としては立派である。
◇
カプセルホテルが上記のような発展を遂げる中で、僕ら利用客は何もしなくて良いかというとそうではない。
中国人旅行客といえば、そう、アレである。うるさいのである。(全員が全員そうではないけど)
件のカプセルホテルでも、ロビーで目撃したのと同一人物かはわからないが、階下から子どもの叫び声が聞こえてきた。
普通のホテルなら個室なのでまだしも、カプセルの同じフロアでこれをやられたら堪ったものではない。
しかし、彼らに文句を言ってもしょうがない。というか、同じ条件で泊まっているのだから文句を言う権利はないだろう。
そうなると、もう"自助努力"しかないのだ。4年ぶりくらいに耳栓を買った。
カプセルホテルに泊まるにも、しっかりとした準備が必要な時代になってきているのかもしれない。
しっかりと見極めて、最大限の休息を取れるように利用したいところだ。