就活を頑張って無事内定をゲットし、大学生活最後の冬休み。
新年を前に、「残り3ヶ月の学生生活で何をしようか」と考えている学生も多いはず。
しかし、教えを請おうと先輩に聞いても、インターネットで調べてみても、みんな言うことが違う…
一体どれを信じれば良いのか…
ということで、「就職までにすべきこと」という検索ワードで表示された上位10サイトの「すべきこと」を全てまとめてランキング形式にして、社会人4年目の僕の目線で気になった項目の解説をしてみます!
この中から自分が「すべきだと思うこと」を選び取って、充実した残りの学生生活を送ってください!
【検索条件】
検索日:2017年12月30日 12:00頃
検索エンジン:Google
検索ワード:就職までにすべきこと
集計条件:上位10サイトに記載されている「すべきこと」のタイトルを集計、表現が違っても同じニュアンスのものは同意見としてカウント
複数票獲得の「すべきこと」
まずは、10サイトの内容を集約して2票以上を獲得した項目からランキングで紹介します。
上位項目に関する考察
1位の「旅行」、2位の「英語学習(短期留学も同意見としてカウント)」、3位の「読書」は「王道」と言ったところでしょうか。
これに関しては僕も大賛成です。
この3項目に共通しているのは、「ある程度のまとまった時間がないと出来ない(やりづらい)」ということですよね。
やることを選ぶ際に、この考え方はしっかりと持っておきたいです。
その他の項目でも、「運転免許を取る」「インターンに参加」などはこれに当てはまるでしょう。
読書については、学生時代に"読む習慣"をつけておけば、社会人になってからも限られた時間を活用して多くの本を読めるようになる可能性が高いので、将来のためのベース作りとしても良いと思います。
"習慣づけ"という観点では、「生活リズムの修正」も学生時代にやっておきたいです。
26歳中間管理職が選ぶ「後輩に読ませたい本」11冊 - 26歳中間管理職の日記 でも紹介した『人生の勝負は、朝で決まる。』は参考になります。
26歳中間管理職の僕が思う「別にこれはやらなくていいんじゃないか…」項目
あくまでこれは僕の意見ですが、この項目の中で「ビジネスマナーを身につける」と「資格取得」は、学生時代に自主的にやっておく必要はないかなと思います。
その理由としては…
・「ビジネスマナー」:入社したら、いの一番にイヤでもやらされる
→貴重な自由時間を、「独学」という時間的コストがかかる方法で学ぶのは時間の無駄
・「資格取得」:将来の夢の実現に必要な資格なら別だけど、使うかどうかもわからん資格の取得にお金と時間を費やしてトライするのは時間がもったいない。社会人になってから、本当に必要な資格を見極めてからでも全然遅くない
(ちなみに、内定先の企業に「取れ」と言われたものは別です。頑張ってください)
そう、学生生活で一番貴重な資源は「時間」なのです。
大事なものを履き違えると、行動の先に得られる効果を最大化することが出来ません。
大事なことも、そうでないことも混ざった獲得1票の「すべきこと」
僕的に、複数票獲得の上位項目よりも、こちらの方が書き手の考えや問題意識が反映されていて面白いなーと思いました。
少数票の「すべきこと」の中で大事だと思うこと5つ
この一覧の中で、僕が「これは確かに今のうちにすべきだよな。大事だな」と思うことは、以下の5つ。
理由・解説とセットで挙げていきます。
短期バイト
僕は、大学生がバイトをするメリットはお金を稼ぐことよりも、1従業員として営利活動に参画し、社会人としての基礎を身につけられることだと思っています。
一度就職すると、なかなか簡単には仕事を変えるということは出来ないもの。1つでも多くの仕事を体験しておくということは、自分の価値観形成にも役に立ちます。
「バイト時代のエピソード」は、案外社会人になってから良い話のネタになったりもします。
ちなみに、僕がオススメしたいのはコンビニ以外の接客業。
ときにマニュアル以外の応対を求められる現場での経験は、社会人としてのスキルアップに寄与します。
僕は百貨店の食品売り場で2年ほどバイトをしていましたが、お金持ちのお客様と接する中で「丁寧な言葉づかい」が身につきましたし(就職してからコンビニとか居酒屋でしかバイトをしていなかった同期にすごく羨ましがられた)、先輩の見よう見まねでお客様を喜ばせるための「マニュアルを超えた気遣い」も自然に出来るようになりました。
金は親からなら借りよう
学生時代で一番貴重な資源は「時間」という話の続き。
旅行をするにも、英語を学ぶにも、留学するにも、読書をするにもお金が必要です。
じゃあ、自分の手元にお金がないから諦める?その判断をするのは、まだ早いと思います。
頑張ってバイトをして稼いで、それでも足りない分は借りられるなら親から借りましょう。
借りたお金はあとからでも返せますが、過ぎ去った時間はあとからお金を払っても買い戻せません。
信念を持って、貴重な時間を使いましょう。
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パソコンの基本操作を習得しておく
社会人になって、地味なようで大きな差がつくのが、実はここ。
欲を言えば、Wordで見やすい文章を作成するテクニックや、ExcelのVLOOKUP関数などを覚えておきたいところですが、それは実践の中で身につけていけば良いこと。
学生のうちにやっておくべきなのは、小手先の技術習得のベースとなる「基本操作」です。
パソコンのどこにどんな機能がついているのか、一つひとつのアプリケーションで出来ることは何かを把握する、文字のタイピングはブラインドタッチが出来るようになっておく…などなど。
特にタイピング速度は業務効率に大きく関わって来ますが、仕事の中で急激に伸びるものではないので、少しずつ練習しておきたいところ。
タイピング練習の有名なサイトです。
久しぶりにやってみたらこんな点数でした。ランキングに登録してみたら上位10%に入るか入らないかくらい。
この速度で、少なくとも知る範囲では、僕が社内で一番タイピングが速いです。
同じ文字数を5分で打ち終えるのか、10分かけるのか。
この5分の差も、1年の出勤日数を240日と仮定すると、年間で 5[分]×240[日]=1200[分]=20[時間] の差になります。
20時間といえば、2~3日分の稼働時間です。タイピング速度を上げることで、ちまちま入力をしている人より2~3日分多く別の仕事ができます。
お金の勉強をする
これは僕が失敗して、社会人4年目の今の今まで損をしてきた事柄です。
だからこそ強く言いたい。 同じ後悔はして欲しくない。
入社後、「給与天引きで積立をしなさい」とか「個人年金を備えておきなさい」とか言われましたが、お金に対して正しい知識がなく、興味を持てなかった僕は何もせず、4年弱、ずーっと貯金ゼロで過ごしてきました。
とりあえずこの本を読んでください。
きっと、お金に対して興味を持つことが出来るはずです。そこから行動が変わります。
人生設計
自分が社会人として、どんな道を歩んでいきたいかを考えましょう。
それは働く中で変わっても全然OKです。むしろそれが普通です。
今や、新卒で入った会社で定年退職まで勤め上げる方が珍しい時代になりつつあります。
自分が目指す道がはっきりすれば、目の前で一つひとつやっていくべきことも見えるはずです。
半年フリーランスとして働き、半年は自由に生活する著者のこの本も、自分の社会人としての生き方を見極めるために参考になります。
少数票の中でやらなくてもいいと思うこと
なんかビミョーなのもいくつか混ざっているなぁと思うんですが、僕的には「人脈を広げる」が不要かなと思います。
正確に言うと、自分にスキルも経験もないうちから「人脈に頼る」という考え方は早めに卒業をした方がいい。
(僕が好きで、よく読ませていただいているブログ)
確かに、仕事をしていく上で人脈が必要になる場面は多々あります。
しかし、それはより高みを目指すための「手段」であって、人脈を得ることを「目的」にしては何の意味もありません。
社会人としてまだ何も成し遂げていないうちに人脈に頼ろうとすることは、自分の成長を止めてしまうことにもなりかねません。
自分の仕事のレベルを高めて、それなりの場に出ていけば、自然と人脈は広がっていくと思います。
まずは自分にできることを、しっかりやりましょう。
まとめ
少数票意見の中で、こんな2つの意見があります。
- やりたいことを全部やる
- やりたいことを全部やる暇はないということを認識する
どっちやねん!て感じですが、世の中に溢れている情報というのは、まさにこういうこと。
多くの情報がある中で、自分に必要なものは何かを選び取り、実行する。
そのためには、自分の確固たる考えや信念、自分の進んでいく計画が必要。
このことこそ、就職する前に一番意識「すべきこと」なのかもしれません。