27歳中間管理職の日記

27歳、中間管理職。肩書にとらわれず、ただ社会人としての価値の向上を。いろいろ書く雑記です。

パニック障害の僕が、飛行機(JAL)の上級会員になるまでの話

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(最終更新:2018年9月18日)

今や飛行機や電車に乗りまくって北海道コンサドーレ札幌の応援で全国を飛び回るどころか、JALの上級会員「JALグローバルクラブ(JGC)」の入会権利を得るために、旅行目的のない搭乗、いわゆる"修行"も敢行した僕ですが、実は「パニック障害」という病気を持っています。

(もうほとんど症状も出ないので、"持っていた"と過去形にしても良いのですが、それでも年に数回は危ないな~と思うケースがあるので、現在進行系で持っているということにします)

 

一番症状が重かったときは大変で、飛行機どころか電車にさえ一人で乗ることが出来ませんでした。家から出るのも億劫になり、今思えば軽いうつ状態でした。

それでも、有名人の克服エピソードを見て勇気づけられ、自分なりの対処法も見つけることができ、ここまで改善することが出来ました。

 

残念ながら、なかなか「完治」までは至らない病気だと思います。

しかし、日常生活への支障をほぼゼロにし、遠出するのも楽しめるほどに抑制することは誰にでも可能だと思います。

 

JGC修行が終了したら、同じ境遇の人を励ますために書こうとずっと考えていたこの記事。

今、助けが必要な人を勇気づけられるように、そして何よりの改善につながる「周りの人の理解」を促進するためにも、筆を執ります。 

そもそもパニック障害って何?どんな症状?

ご存じない方のために本当は詳しく書くべきなのですが、自分の経験上、今その状態にある方が具体的な話を読むとそれだけで嫌な気持ちになったり、症状が出て一番しんどいときに思い出してもっと悪い方に進んでしまう恐れもあるので、敢えて書きません。

参考のリンクを貼っておくので、ご興味のある方はぜひ読んでください(柔らかい雰囲気の、解説もわかりやすいページです)

 

パニック障害ってどんな病気? | パニック障害の情報・サポートサイト こころの陽だまり

 

パニック障害改善に向けた3つのステップ

※これは僕の事例で、全てに当てはまるわけではないと思いますし、医学的な根拠は何もありませんが、参考までに。

1.真の「原因」を突き止める 

パニック障害が発症するには、必ず何か別の主たる「原因」があります。あくまでパニック障害は"おまけ"なんです。

その「原因」への対処に際し、不安や焦りの気持ちが先行して大きくなってくると、"おまけ"までついてきてしまう……というわけです。

ちなみに僕の最初の「原因」は、過敏性腸症候群による腹痛への不安でした。

 

「電車やバスに乗っているときにお腹痛くなったらどうしよう…」

 

っていうやつ。

 

今は場数も踏んで(笑)、あらかじめトイレの位置を把握しておいたり、「お腹痛くなったらトイレ行けばいいや~」と思えるようになったので大丈夫になりましたが、パニック障害の症状が表に出てしまうと最初はそれどころではありません。

で、一度それを経験すると、今度はもっと恐怖心が出てくるのが早くなり、どんどん電車に乗るのが怖くなっていきます。

 

全くこんな風に思ったことのない方には信じられないかもしれませんが、結構深刻なんです。

で、「周りの人は"なんだそんなことで"と思っているに違いない」と思うと、さらに本人は苦しくなります。だから、周りの人の理解が必要不可欠なのです。

 

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逆に言えばパニック障害への対処は、この「根本原因」を冷静に見極めて、それが起こらないように備えればよいのです。

 

自分の一番最初の原因は何だったか、今苦しいならその原因は何なのか、ムリのない範囲で考えてみると良いでしょう(考えるだけでツラくなるときはやめておいた方がいいです)

キツい理由がわかるだけで、「これが解決すれば大丈夫なんだ!」と前向きになれます(^^)

 

2.「原因」への万全な対策を講じる

引き続き自分の例で話を進めます。

僕の原因は「腹痛」だったので、お腹が痛くならないように究極まで対策を行いました。

 

電車に乗る前は必ずトイレに行く、冷たいものを飲まない、賞味期限切れのものは絶対に食べない、下痢止め薬を持つ、トイレの場所を把握する、「痛くなったら降りればいい」と自分に言い聞かせる……

 

ここで大事なのは、「ここまで対策したからきっと大丈夫」という"自信の根拠"をなるべく多く揃えるということです。

 

3.小さな成功体験を積み重ねる

最後のステップにして、これが一番大切です。

 

先ほど、パニック障害発症のメカニズムについて「別の原因があり、そこへの不安から"おまけ"として出てくる」という話を書きました。

不安が大きくなるにつれて電車に乗るとか、人混みに行くとか、そのこと自体が怖くなり、どんどん何も出来なくなっていきます。負のスパイラルです。

 

しかし、パニック障害の原因は「不安」ではなく、あくまで別のもの。

その原因への対策をしっかりすれば、何も問題はないはずです。

「原因」と「不安」を切り分けて考えて、いざ電車に乗ってみると……

 

あれ?乗ってみたら全然大丈夫だぞ…

 

と、なることは全然珍しくありません。

一度成功すると、次は「前回大丈夫だったから、今回も行けるだろう」、その次も「2回連続成功したから余裕でしょ」と、徐々に自信がついてきます。

こうして、限りなくパニック障害を無かったことに近づけることが出来るのです!

 

※ムリなトライは禁物です。ヤバそうだと思ったら大人しくしておく、素直に引くのが重要です。

 

☆成功体験を得るまでのワンポイントアドバイス

全部自分で対処しようとするとしんどいので、「周りの人がみんな味方で自分を助けてくれる」という思い込みを持つのもかなり有効です。

家族や知人、友人を連れて外出にトライできるのが理想ですが、一人で行かなければいけない場合も、同じ車両に乗り合わせている人や街ですれ違う人々をみんな"味方"だと勝手に思って、「自分に何かがあったときには絶対なんとかしてくれる」と思うようにすると、それだけでもかなり楽になります。

 

周りにパニック障害の人がいる人にお願い

パニック障害改善のために何より効くのは、どんな薬よりも「成功体験」です。

その成功体験を得るための挑戦には、周りの人の理解と助けが必要です。どん底のときに一人でチャンレンジするのはとてもムリなので…

 

症状が出ているときはぶっちゃけムチャクチャしんどいのですが、「何言ってんだこいつ、と思われたらどうしよう」という考えが頭をよぎって、かなかそれを人に言う勇気がありません。

だから、お願いです。

もし勇気を持ってカミングアウトをしてきてくれたら、「うんうん、そうなんだ」と快く聞いてあげてください。それだけで、どれだけ救われるか。

 

僕も、当時隆盛を極めていたmixiで症状を告白し、多くの励ましの言葉をもらえ、出かけるときに友人が一緒についてきて電車に乗ってくれたおかげで、今このように飛行機で全国を飛び回る趣味に明け暮れることが出来ています。感謝です。

 

さいごに

今回ご紹介したのはあくまで僕の体験談で、全ての人に通ずるものではないかもしれません。

しかし、電車に一人で乗ることもできなかった僕が、年間50本近く飛行機に乗れるまでに回復したというのは、紛れもない事実です。

 

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もう一つアドバイスをするとしたら、「何事も前向きに楽しむ習慣」をつけておくことです。

日常のどんな場面でも前向きに、楽しく、感謝しながら過ごすことで、「不安」からも少しずつ遠ざかることが出来るような気がします。

 

皆さんが心穏やかに過ごすことが出来るよう、お祈りしています。