今、目の前で繰り広げられているワールドカップと、僕らの街で行われているJリーグは同じ「サッカー」というスポーツである。
そして、遠くの国での日本人選手たちのプレー一つひとつに味わっているテレビ越しの興奮は、次の4年後という時を待たずして、毎週末身近なスタジアムで"体感"することができる。
これらを、今「サッカーによる興奮」の"擬似体験"をしている人たちに、熱をもって伝えること。
それが、僕たち「居残り組」が、日本のサッカーのために出来ることだと思う。
日本にいる僕らがどれだけテレビの前で叫んで、渋谷のスクランブル交差点で騒いでも、ロシアのピッチで躍動する選手たちには「バモニッポン」のバの字も届かない。
でも、この興奮冷めやらぬうちに一人でも新しくスタジアムに連れて行くことができれば、初めてのチャントを恐る恐る歌う微かな声でも、数百・数千という声が合わさって、僕らの街のチームの選手たちに届く。
その中から、4年後のワールドカップに選ばれる選手も出てくるかもしれない。もしかしたら、だけど。
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現地・ロシアで応援してくださっている皆さんにはどれだけ伝わっているかわからないけれど、日本はめちゃくちゃ盛り上がっています。
職場で、地域で、家庭で、これほどまでにサッカーの話が出ているのは記憶にありません。
こんなチャンス、滅多にない。
今こそ、一人ひとりが出来ることをやろう。こういう形で応援することも出来るはずだから。