27歳中間管理職の日記

27歳、中間管理職。肩書にとらわれず、ただ社会人としての価値の向上を。いろいろ書く雑記です。

コンサドーレはまだ「被災地に勇気を与えてやる」ような正義のヒーローではなかった、という話

正義のヒーローは、強い。

 

僕らがピンチのときに颯爽と登場し、手強い敵をいとも簡単にやっつけて、僕らの描く「希望」を現実のものとしてもたらしてくれる。

そして、何事もなかったかのように涼しい顔をして去って行くのである。

 

僕らはその姿を見て、感動し、勇気をもらい、憧れを抱く。

それが、正義のヒーローなのだ。

 

 

正直、試合前はどう転んでも勝つイメージしかなくて、コンサドーレ札幌の選手たちが北海道の"正義のヒーロー"として、翌朝の道内各メディアを独占するものだと勝手に確信していた。

大変な時期でありながら等々力に集った2700人もの札幌サポーターはその後押し役として、我々が勝利する姿を明確に描きながら、今年一の声援を試合前から送り続けていた。

 

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が、結果は惨敗。

7点差というスコアを見れば、頭に「大」という字を付けてもおかしくはないだろう。

 

厳しい状況の中、精一杯コンディションを整えて、選手達は全力を尽くして戦ってくれた。

しかし俺達のコンサドーレ札幌は、北海道に思い描いた通りの「希望」を完璧な形で届けられる、無敵の正義のヒーローではまだなかったのだ。

「正義のヒーロー」ではないからこそ与えられる勇気や希望

昨日の試合で見えたのはいくつかの「現実」と、それでもなお残る数多い「望み」だ。

 

コンサドーレは、まだ正義のヒーローにはなれていないことがわかった。

だが、そうではないからこそ与えられる勇気や希望があると思う。

 

人は、圧倒的に強い存在からだけではなく、苦境を乗り越え、"一緒に"成長して強くなっていく存在にも、自己を重ねて勇気付けられ、そこに希望を見出すのである。

どちらかというと、日本人的にはこちらの方がお好みかもしれない。

 

先日、こんな興味深い記事を読んだ。

 

Jリーグサポーターが育てた「トキ消費」により、アイドルとフェスがJリーグを追い抜いていった。|石井和裕|note

 

引用で申し訳ないが、「トキ消費」とは…

 

—「トキ消費」とは、具体的にどのような消費行動を指すのでしょうか?

酒井:例えば、アイドルグループ「ももいろクローバーZ」の活躍が挙げられます。彼女たちは武道館での単独ライブや「NHK 紅白歌合戦」に出演するという目標を掲げて、ファンと一緒に成長していく姿勢を打ち出して、徐々に人気を獲得するようになりました。まさに同じ“トキ”を共有しようという姿が共感を得たのです。

 

コンサドーレ札幌は去年、悲願のJ1残留を決めて、今シーズンは「新しい景色を見に行こう」を合言葉として標榜し、チームとして進化している真っ最中。

今まさに、"一緒に成長している"トキだ。

最強の正義のヒーローからは感じ取ることができない喜びや希望を、これからの未来にたくさん秘めている。

 

 

我々サポーターは、昨日の敗戦を悲しむ必要はない。

むしろ、これから成長し、まだまだ伸び代のあるチームを応援させてもらえていることを、そして何より、いつもの週末にいつものようにサッカーの試合があることを喜ぶべきだろう。

 

次のホーム鹿島戦。

難しい試合になると思うが、とにかく良い雰囲気を作って後押ししよう。

僕たちサポーターに出来ることは、それしかない。頑張ろう。