今日も10分で。
朝書きそこねて夜になってしまった。
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僕は、「テーマソング」というものにものすごい憧れを持っている。
打席に向かうプロ野球選手や、リングへ向かうレスラーが、自らのテンションを最高潮に高めるために渾身の1曲を選び、それがいつの間にかファンの中で「◯◯(選手名)といえばあの曲だよね」というように定着する。
こんなカッコいいことはない。
僕にも好きな「この選手といえばこの曲」というテーマソングがいくつかあって、例えば現役時代の最後にファイターズに来てくれた二岡選手の「スカイハイ」が好きだった。
1打席しか与えられない代打の打席に全てを賭ける様子を、当時就活で面接会場に向かう自分に重ね、よく勇気づけられたものだ。
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じゃあ、もし自分にテーマソングを設定するとしたら何にする?と考えてみたときに、僕が今選ぶのは、この曲。
EVISBEATS/ゆれる feat. 田我流
チルな心地よいビートに、田我流のリリックが乗る。
一つひとつの言葉が、また良い。
中でも、一番好きなフレーズがこれ。
今日は残りの人生の始めの1ページ
まだまだやりたいことが山積みさ
確実に目の前にある"事実"に気づかせてくれて、そして自分の"想い"を過不足なく代弁してくれている。
グッと自分を引き上げてくれて、ふっと背中を押してくれる、この日本語が僕は一番好きだ。
朝、通勤時間に聴いて静かに気持ちを昂ぶらせるのはもちろん、夕方気合を入れ直したい時間帯に聴くのにも適している。
これが僕のテーマソング。
【今夜の空】
今日は良い1日でしたか?
良い形で締めくくれますように。