今日も10分。
仕事中にぼんやり思ったことを。
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後輩に一人、大変な困ったちゃんがいる。
大した実績もないのに溢れ出る自信、言葉の端々からにじみ出る高純度のプライド。
他人からの助言は8~9割スルー。というか、アドバイスした先輩の僕が「その言い方はワタシに失礼じゃないですか?」と説教されるという謎の展開まで発生していてもはや意味不明。
しまいには、軽く見積もって4階級はエラい人に謎の上から目線。やべーだろって…。
そんな彼に、今日久しぶりに会った。
前はムカつくわ~~~と律儀に思っていたけど、色々やることなすことがコモノ過ぎて
プロレスする気にもならない。
その代わりにふと思ったのが、「さて、この手の人間は組織の中でどこまでのし上がれるのだろう」ということ。
僕の結論から述べると、(実際にどこまで上がるかは別にして、)適切な位置としては「その組織における最小単位のグループの長まで」じゃないかということ。
以下、理由。
- 短期間で結果を出す「プロ経営者」は別にして、その他の一般的な組織活動においては人間関係が活動のベースになる
- 上記のような振る舞いをしている奴は、下の人間がついていこうとも思わないし、上の人間が心から助けたいとは思わない(しかし、組織の構造上そうせざるを得ない場合もある)
- 組織における最小単位のグループ程度であれば、課せられたタスクや数値責任は、その長のマンパワーでギリギリなんとかなる場合が多い
- ただ、それより上に行くと他のグループとの調整や、仕事の割り振り、自分が他者に"助けてもらう"場面が出てくる
- 他者からの助けがもらえない人間は、ここで限界を迎える
その彼に「偉くなりたい」という意思があるかはわからない(なりたいんだろうけど)
ただ、残念ながらそう上手くは行かないだろうし、仮に上に行けたとしても、いわゆる「悪い上司」になる可能性が非常に高い、と僕は思う。
自分もわりと驕り高ぶりがちだから、気をつけよう。
【今夜の空】
昼間の雨が嘘のように、今は澄み渡った夜空。
今日は良い日でしたか?
良い形で締めくくれますように。